こんにちは!まとりょです。
今回は、ガス漏れ警報器の話をします。
「警報器ってつけなきゃいけないの?」「自分で取り付けできる?」
などの疑問に答えます!
ガス漏れ警報器って?
ガス漏れ警報器は、家庭内でガス漏れを教えてくれる機械です。
1台で火災(熱や煙で判断)・一酸化炭素を検知できたり、かなりマルチな機械となっています。
最近では、温度や湿度を監視して、夏は熱中症、冬は風邪やインフルエンザに掛かりやすい環境(空気の乾燥)をお知らせする機能が付いたものもあるよ~!
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住宅用火災警報器の設置は義務なので、マルチな1台を付けておけばいろいろ安心です。
ガスの種類で警報器も違う
都市ガスとプロパンガスでは、ガスの主成分や重さが違うので、
ガスの種類にあった警報器を取り付けなければなりません。
ちなみに、
都市ガス:メタンが主成分の天然ガスで、空気より軽い プロパンガス:ブタンやプロパンが主成分の液化天然ガスで、空気より重い
という特徴があります。
設置場所
上記から、
都市ガス用の警報器は天井近くに(空気より軽いので天井付近に溜まる) プロパンガスの警報器は床近くに(空気より重いので床付近に溜まる)
設置すべきなのです。
警報器の場所で、その住宅のガス種も分かりますね。
ガス漏れ警報器は付けなきゃダメ?
法的な結論から言うと、
一般的な一軒家の場合、都市ガスでもプロパンガスでも設置は義務ではありません。
しかし、プロパンガスの場合、ガス漏れが事故に発展する可能性が都市ガスよりも高いため、
各プロパンガス会社が設置を義務付けていることがほとんどです。
この場合、プロパンガス会社都合で取付させてもらっていることが多く、お客様から警報器に関してお金はもらっていないことがほとんどだよ~
なので、
「プロパンガスだけど、警報器が法的に義務じゃないなら外したい!」
と言っても、
当社の決まりに従ってもらわないと困ります…!
といった回答が返ってくるはずです。
ガス会社でも
「いや、プロパンガスの警報器設置は義務なので」
と何の疑いもなく回答する社員も多いですが、この背景を分かっていない社員も多いです。
結論は、会社の保身ってところです。何かあってからじゃ遅いですから…。
その結果、
都市ガスは任意(付けなくてもOK、でも付けて欲しい) プロパンガスは義務(付けなきゃNG)
ということになります。
これはごく普通の一般家庭に当たる基準ですが、地下室があるなど、特殊な物件に関しては
この限りではないので、こちらをご参照ください。
なぜプロパンガスは都市ガスより危険?
プロパンガスは、少量の漏れでも空気中で爆発が発生してしまう可能性があるのです。
爆発が起きてもおかしくない空気中のガス量(燃焼範囲と言います)
プロパンガス:約1.8%~9.5% 都市ガス:約5.0%~約15.0%
都市ガスの半分以下の量で爆発してしまう…!
つまり、プロパンガスの方が都市ガスよりガス漏れ時の危険性が高いのです。
なぜ都市ガスは任意か?
都市ガスだけに限った話ではないのですが、現在のガス機器やガスメーターは、
かなり安全機能に力を入れて作られています。
それに加え、警報器を設置しなくても良い条件が、現在のガス機器の設置環境に揃っているためです。
かなりガス漏れしにくくなっていて安心ってことだね~
警報器を設置しなくてもいい条件
・室内にガス器具がない ・ネジ等で、しっかりとガス機器とガス管が固定されている ・ガス機器に、立ち消え安全装置が組み込まれている ・常に設置されているガス機器がない(ファンヒーターなど) ・ガス機器が浴室に設置されている場合
立ち消え安全装置(不意に火が消えても、ガスだけ出続けることを防ぐ機能)は、
2008年10月から法律で全ガスコンロ(一口コンロ・カセットコンロは除く)に搭載が義務化
されました。
なので、普通の一般家庭にあるガス機器で言えば
コンロ… 立ち消え安全装置が有り、ビルトイン式はネジ接続なので、設置対象から外れる 給湯器…屋外設置のため、設置対象から外れる
といった形がほとんどなので、任意となる可能性がほとんどなのです。
ガス会社の警報器リース契約ってどうなの?
都市ガス会社では、ガスの利用開始時に警報器の取付の有無をお客様にお伺いします。
その結果、取り付けているお客様も多いはず。
その際、
リース契約:警報器の代金として、ガス料金と共に請求する(月々300円前後) 売渡し:リースではなく、一括で警報器を購入する
のどちらにするかを聞かれるはずです。(リース契約の選択がほとんどかと思います)
ちなみに私が働く会社の場合、リース:約250円 売渡:約15,000円。
た、高い…。
後で詳しく書きますが、だいたい都市ガス用の警報器は自分で買えば6,000円~。
都市ガス 警報器 YF-814 矢崎 ガス警報器 都市ガス用 ガス漏れ警報器 YF814 13A 12A 新品 電源タイプ
当社だと、2年未満の短期間しか使わないなら、ガス会社のリース契約の方が安いと思います。
それ以上であれば、自分で買って取り付けた方がはるかにオトクです。
リースを辞めたらどれだけオトク?
リース料 約250円×12ヶ月=約3,000円/年 の節約
となります!
当社は安い方なので、大手ガス会社はもっと節約になるんじゃないかな…!
当社は解約料は無いのですが、会社ごとに異なると思うのでご確認ください。
そもそもガス会社を変えてしまうという方法で、ガス代も安くしつつ警報器リースも
無償で解約(逃げるに近い)できることもあるそうです。
今はスマホのキャリアみたいに、好きなガス会社に乗り換えられる時代なんだよね~
ガス漏れ警報器の有効期限は5年間
ガス漏れ警報器には、有効期限があります。期間は5年間です。
5年経ったら新しい機械にする必要があります。
ガス会社で契約していると、5年経つ頃に交換のお知らせが届きます。
リース契約であれば、契約をそのままに機械を交換、
一括売渡しであれば、再度ご購入し交換、といった形です。
自分で買って取付けできる?
もちろん、自分で購入し、取り付けることができます。
ただし、設置場所については離隔距離などが明確に決まっているので、注意しましょう。
警報器が鳴ったら
鳴った内容にもよりますが、ガス漏れが疑われる際は以下の記事をご参照ください。
何もしていないのに警報器が鳴った場合も、ガス臭くなくても契約中のガス会社へ連絡してください。
室内で焼肉をやっていて煙がすごかったなど、理由が明白な場合は除きますが…
まとめ
ちょっとボリューム多めの記事になってしまいました…!
しかし、警報器って何となく取り付けている方もいるのではないでしょうか?
以上の理由が分かれば、おのずと納得のいく判断ができるはずです。
皆さんも自分に合った方法で、ガスの危険に備えましょう。
これもまた記事にしたいところですが、プロパンガスも会社によって料金が雲泥の差です。
何故なら自由競争だから!
見積りだけでもしてみる価値は大いにアリです。
ガス屋の窓口では、数社を一気に比較できるし、値上げは一切ナシという業界初の試みを行っています。
プロパンガス会社は、数百社はザラにあるくらい多いから、こういう一括見積サービスは意外とオススメですよ。
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