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【ガス屋直伝】ガス臭い…ガス漏れ!?どうしたらいい?

ガスの豆知識

こんにちは!まとりょです。

 

家庭でガスを使っている際、焦るのが「ガス漏れ」です。

今回は、ガス漏れの時にどうしたらいいか?

現役ガス屋の私がお教えいたします!

 

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ガス漏れか自信がない…間違っていたら?

 

 

「あれ?何かガス臭い…?でもコレってガスの臭い?自信がない…。」

 

 

そんな状態でも大丈夫!何かあってからでは遅いのです。

 

 

まとりょ
まとりょ

実際、誤報だったら出動した社員は笑って帰ってきますので、

どうぞ気にせずすぐ電話してください~

 

 

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まず、ガス会社へ連絡!

 

契約中のガス会社へ連絡します。

 

 

基本的に、お客様から「ガス臭い」というワードが出れば、ガス会社は現場に急行します。

スマホでガス会社に電話をしながら、以下3つを実践いただくとタイムロスなくスムーズです。

 

窓を開けて換気!

 

必ず窓を開けて換気します。

 

この時、換気扇は使用しないでください。

なぜなら、電気スイッチのON/OFFは小さな火花が出る可能性があり、着火の恐れがあるからです。

 

今点いている明かりもそのままです。とにかく電気スイッチはさわらない!

 

 

ガス種によって異なる換気方法

 

都市ガス…腰より高い位置の窓を開ける

プロパンガス…腰より低い位置の窓を開け、床をほうきで掃き、窓外へ空気を逃がす

 

 

 

まとりょ
まとりょ

都市ガスは空気より軽いから上に溜まって、

プロパンガスは空気より重いから床付近に溜まるんだよ~

 

 

逆に、外がガス臭い場合は、家の窓をすぐ閉めましょう。

 

 

ガス機器の使用中止、ガス栓を全て閉める

 

使用中のガス機器があれば使用を中止してください。

また、ガス栓は全て閉めましょう。

 

ガスメーターのガス栓も閉める

 

ガスメーターの場所が分かるなら、メーターのガス栓を閉めましょう。

 

メーターの位置が分からない場合は、そのままで大丈夫です。

 

 

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ガス会社に電話!何を話せばいいの?

 

基本はガス会社に聞かれたことに答えればOKです。

 

聞かれることとしては、

 

住所

 

一番先に聞かれます。電話をしている間にいち早くそちらへ向かう準備をするためです。

事故や救急の時と一緒ですね。

 

 

臭いの程度

 

当社ですと、

『着火・ガスが噴出している・広範囲に臭い・非常に臭い・時々臭い・やや臭い・臭い気がする』

といった項目分けをしています。

感じたままで大丈夫!そのままお話しください。

 

 

いつから臭うか

 

今さっき臭ったのか、○時間前からなのか、数日前からなのか、

ざっくりで大丈夫ですのでお答えください。

 

 

臭いを感じる場所

 

①屋外or屋内

屋外の場合、どこから臭っているかの判別が難しいと思いますので、臭いを感じた場所を伝えてください。

(例:庭にいたら…)

 

屋内の場合、家全体・ガス機器の周辺など、臭いを感じた場所を伝えてください。

(例:コンロ付近で…)

 

 

②工事中かどうか?

 

特に掘削工事の場合は、誤ってガス管を傷つけた可能性もあります。

家の外で工事中の場合は、どんな工事をしているかなどを伝えてください。

(外壁塗装、水道工事など)

 

 

③メーターのガス栓を閉めても臭いがあるか?

 

メーターは、家中のガスの供給源。

ココを閉めて、ガスの供給を止めても臭うなら、もしかしたら漏れてる場所が敷地外の可能性が

あります。

 

 

警報器は鳴ったか?

 

警報器がある場合、鳴ったかどうか聞かれます。

複数の警報器が鳴った場合、「○○と××の部屋で鳴りました」と伝えてください。

 

 

臭った時、ガス機器を使用していたか?

 

ガス機器を使用中だったかどうかをお伝えください。

 

 

 

ここまで答えたらほぼほぼOKです。

 

後は現地にガス会社の方が到着するのを待ちましょう。

 

言わずもがな、到着して処置が終わるまではガス機器の使用は厳禁です!!

電気のスイッチも触らないでくださいね。

 

 

ガスの臭いがひどいようなら、避難を!

 

クラクラするほどガスの臭いがしていたら、避難してください。

また、近隣の方にもガスの使用を控えてもらうと無難です。

 

 

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ガス会社が到着!どんな処置をするの?

 

 

まずはガス漏れがあるか検査する

 

まずは、ガスメーターに専門の機械を繋いで、ガスが漏れているか検査をします。

 

ここでガスが漏れている判断がなされた場合、漏れている場所の特定に入ります。

ガス漏れがなさそうな場合、器具の故障などが考えられるので、ガス機器を点検します。

 

 

漏れている箇所を特定する

 

お客様が臭いを感じた場所を頼りに、ガスが漏れている場所を探します。

 

 

 

まとりょ
まとりょ

もし庭にガス管が埋まっていたりしたら、掘り返すこともあるよ…

緊急事態だからごめんね…

 

 

 

なかなか見つからない場合は、ボーリング検査をします。

コンクリートなどの刺さらない部分は、この半導体式の機械を使います。

あ!何か工事現場で見たことある気もする!

 

 

まとりょ
まとりょ

ちなみにコレ、通称「乳母車」って呼ばれているらしいよ~

 

 

漏れている箇所に専用のテープを巻く

 

場所が断定できたら、漏れ出ている場所にテープを巻いて、漏れを止めます。

 

もしたくさん漏れていたり、ガス管全体が古くて危ない場合は「保安閉栓」と言って、

工事完了までメーターでガスを止める処置を行います。

 

 

漏れが止まったか、再度ガスの圧力検査や周辺のガス量を計測する

 

ここで数値に改善が見られない場合、テープのやり直しか、違う場所も漏れているか…です。

 

この後、手配した工事業者に引き継ぎ、ガス管の交換作業を行います。

土日祝や夜間の緊急時以外は、次の営業日に工事することが多いです。

 

 

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まとめ

 

いかがでしたか?

 

ガス漏れから、漏れたときの対処までを書いてみました。

 

夜間、ガス会社の社員が交代で宿直勤務をしてこういったトラブルに備えているのですが、

全然関係ない部署(経理とか総務とか)にいても、以上の処理をしなければなりませんから

気が休まらないそうです…。

 

もちろん教育は定期的に受けているのでご安心を!

 

とりあえず、ガス臭かったらガス会社へ連絡だ!

 

 

こんな時のために、ガス漏れ警報器のことも知ってほしいな~!

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